iPhoneで撮った写真をパソコンに移したら拡張子が .HEIC になっていて開けない、Windowsでプレビューできない、提出フォームが受け付けてくれない。これはiOSが標準の保存形式としてHEICを採用しているためで、写真が壊れているわけではありません。
HEICは同じ画質をJPEGより小さいファイルで保存できる新しい形式ですが、対応している環境がまだ限られています。OFFilerのHEIC変換は、この形式をJPEGまたはPNGへブラウザ内で変換します。写真をどこかのサーバーへ送る必要はありません。以下では、なぜ変換が必要になるのか、品質の選び方、変換後にどうつなぐかを説明します。
なぜ変換が必要なのか
ブラウザによって扱えたり扱えなかったりする
SafariはHEICをネイティブに表示できますが、ChromeとFirefoxは対応していません。同じ写真が、iPhoneやMacでは普通に見えるのにWindowsのChromeでは開けない、という状況はこの差から生まれます。提出先のフォームがJPEGしか受け付けないのも、突き詰めれば同じ理由です。
そこでこのツールでは、HEICを解析して画素に展開する処理をブラウザ内で実行し、JPEGまたはPNGとして書き出します。この処理は必要になった時点で読み込まれるため、他のツールを使うときの負担にはなりません。
JPEGかPNGか、品質をどうするか
出力形式はJPEGとPNGから選べます。写真であれば通常はJPEGが適切です。品質は高画質(92)・バランス(75)・小サイズ(55)のプリセットから選べ、数値でも指定できます。既定は高画質の92で、HEICからの変換で画質を大きく損なわない値に設定してあります。
PNGを選ぶと可逆で保存されるため画質の劣化はありませんが、写真ではファイルサイズがJPEGよりかなり大きくなります。編集途中の素材として保持したい場合や、透過を含む画像の場合にPNGを選んでください。
変換にあたっての注意点
変換するとファイルは大きくなることが多い
HEICは圧縮効率の高い形式なので、同じ画質をJPEGで表現するとファイルは大きくなるのが普通です。「変換したら容量が増えた」のは失敗ではなく、形式の性質によるものです。サイズを抑えたい場合は、品質のプリセットを下げるか、変換後に画像圧縮やリサイズをつないでください。
処理は端末の性能に依存する
HEICのデコードは処理量が多く、高画素の写真では変換に時間がかかることがあります。サーバーで処理する変換サイトに比べて待たされる場面はありますが、その代わりに写真が外部へ出ることはありません。プライベートな写真ほど、この違いは意味を持ちます。
受け付けるのは .heic および .heif の拡張子を持つファイルです。iPhoneで「互換性優先」の設定にしている場合、撮影時点でJPEGとして保存されているため、このツールは不要です。
変換後につなぐ
仕様と制限
- 対応形式
- .heic / .heif
- サイズ上限
- 1ファイルあたり50MB
- 出力形式
- JPEG、PNG
- 品質指定
- 高画質92 / バランス75 / 小サイズ55、数値指定も可(既定92)
- ブラウザ対応
- SafariはHEIC表示に対応、Chrome・Firefoxは非対応
- ファイルサイズ
- 変換後はHEICより大きくなることが多い
- 通信
- ファイルの送信なし。処理はすべてブラウザ内